ビジネスにより社会的課題を解決したり社会をより良くすることは、そもそもすべての企業がもつ使命です。
また、企業は大きな社会的影響力をもっています。企業が社会ビジネスを収益事業としつつ本来の使命を果たすことによって、大きな社会変革をもたらすことができます。
当社が目指す社会ビジネスは、経済的な豊かさよりも「心の豊かさ」を大切にします。
これまで当社は、有機薄膜太陽電池等の事業化を図り社会ビジネスを具現化してきました。これによって独自の事業化プロセスを構築し、コンサルティング及びマネジメント・ノウハウを蓄積するとともに、新たな社会ビジネスを創出し続ける環境を醸成するためのプログラムを確立してきました。
当社は独自ノウハウとプログラムをもって、企業が目指す社会ビジネスの事業化をサポートしていきたいと考えています。
当社には、50年以上に渡って培ってきた、南三陸との強固な人的つながりがあります。
当社は3.11直後から、そのつながりを生かして、南三陸の子どもたちがこの町に生まれ育ったことを誇りに思える町にするために、長期的な視点で南三陸の産業・雇用を創出していく方策を考え、取り組んできました。
その一つのカタチが、2018年3月に南三陸さんさん商店街1周年を記念し設置された『南三陸sun²有機ソーラー』です。
そして2019年1月、当社は南三陸に本社を移転しました。
今後さらに、当社は南三陸の事業者や起業家と連携・協業しながら、世界中の企業・団体との架け橋となって、南三陸の産業・雇用創出のための実践的なサポートを行っていきます。
今日の経済社会は、経済的豊かさを追い求めるあまり大きな歪が生じています。その歪は私たち一人ひとりの考えや行動、価値観、感性にまで及んでいますが、私たちの心と身体はその歪すら実感しにくい状態になっているのではないでしょうか。
当社は、経営者や社員とその家族が心身ともに健康であることが、社会ビジネス創出の原点ではないかと考えています。「原点回帰プログラム」によって、社会ビジネス創出・推進の原動力となり得る人材が育ち、社会ビジネスを本業とする企業が当たり前の時代が早く訪れるよう取り組んでいきたいと考えています。
原点回帰は、これらを具現化するための「心と身体と企業の健全化プログラム」です。
継続しなければ事業とはいえません。いいモノや技術があっても、それだけでは事業化は難しいといえます。持続可能な事業のしくみをどのように構築するか、すべてはその一点に集約されるといってもいいでしょう。
FS(事業可能性評価)等による事業モデル構築のプロセスにおいて、最も重要なことの一つは如何にして検証し確信材料を増やすことができるかということです。
当社は有機薄膜太陽電池EkiSola(エキソラ)の事業化を通して構築した実践的な事業化プロセスをもって、ともに社会ビジネスをつくり、育て、次代に継承していきたいと考えています。